2010年02月08日

青空の新世界で串カツ

土曜日に東京から来た友だちが夕方帰るまで時間が空いたというので大阪案内を買って出た。地下鉄御堂筋線ホームで待ち合わせて動物園前へ。階段を上がって少し行くと新世界ジャンジャン横町である。1時過ぎだったが串カツ屋にはお客さんがたくさんいた。3人なのでカウンターよりテーブル席かなと通り過ぎて大きめの店に入った。

昼間からビールを飲んで串カツとはなんともゴクラクだった。串カツとどて焼きを頼んで、しゃべるのと食べるのと忙しい。
さっきは雨がぱらついたのに食べている間にすっかり晴れ、外にはちらほら観光客が歩いている。
次は喫茶店を探してうろつきコーヒーにありついて満腹で幸福。また来た道を引き返して帰った。彼らは大阪ではどこよりここが落ち着くと喜んでくれた。楽しい午後を過ごしてもらえてこちらもまんぞく。串カツ食べすぎたかしら、少々胃が重い。

2010年02月07日

土曜日の熱々かすうどんと日曜日のおいしい焼き菓子

昨夜は終電近い地下鉄で帰宅したが、お腹が空いていたので心斎橋で降りて、ぶらぶら歩いて「かすうどん山本」へ寄った。なにわ筋と長堀通りの交差点の少し北東側にある。寒かったので暖かい店に入ってほっとした。お客がたくさんいるのと店員の男の子たちが元気なので活気がある。

〈かすうどん〉という名称にとまどってしまうが、
【かすうどんの”かす”とは牛のホルモンを脂が抜けるまでじっくり素揚げした”油かす”。外はカリカリ、中はプルプルで香ばしく、低脂肪でコラーゲンたっぷり。】
というものなのだ。
数あるメニューから〈にんにくかすうどん〉〈おろしかすうどん〉を頼んで半分こして食べた。器もステンレスのチリレンゲも熱くてうどんが熱々で、ふうふう言いながらスープを飲みうどんを食べた。満足!!

昨日東京からの友人のお土産のケーキは、〈アルティザン テラ〉のバウンドケーキで、ものすごく濃厚。果物を甘く煮詰めたのが本体にも入って、上にものっている。薄く切って3回に分けて食べたが、結局、今日中に食べ切った(笑)。

友来る

東京在住のミクシィ友だちが大阪へ来たのでシャーロック・ホームズで会った。写真を見たことがあるから、お店に入ってすぐにわかった。

ネットの友だちというのは何年前くらいからだろう。ヴィク・ファン・クラブをはじめた18年前は、早川書房に電話やファックスを聞いて連絡してくる人が多かった。各新聞に載ったときにはうちのファックス番号を入れていた。いろんな連絡は電話と手紙だった。

メールが普及して連絡がラクになり、サイトをつくってからは新しい問い合わせがくるようになった。掲示板を設置したらビックリ仰天の書き込みに右往左往した。
新しい段階に入ったのはミクシィに加入してからで、特にサラ・パレツキーのコミュニティを発足させてからは、新しい友だちがたくさんできた。

今夜の友もサラ・パレツキーコミュで知り合った人で、パンクロッカーで読書家、そして酒飲み(笑)。シャーロック・ホームズから彼女の知り合いがやっている神山町のバーに場を移して親交を深めた。最後はハグ!ハグ!ハグ!

2010年02月06日

岡林信康「山谷ブルース」—NHK「SONGS」

2月3日の夜ニュースを見た後の番組予告で岡林信康という名前を聞いた。11時からの「SONGS」という番組の紹介だった。

60年代の終わりころ、岡林信康が歌う「山谷ブルース」が流行った。わたしはジャズファンだったからフォークはあまり知らなかったが、この歌だけは別で大好きだった。歌詞が青春とか愛とか言ってなかったからかな。石けんがかたかたなったというのは、いま聴いたら懐かしいけど、その当時の当事者としてはね(笑)。
山谷の労働者と比べたら恥ずかしいけれども、学生でなく、ずっと事務職で働いていたから「今日の仕事はつらかった」という歌詞がひびいたのかもしれない。

その岡林信康が美空ひばりと交流があったというのは知っていたが、当時の写真が出てきて、ひばりさんがほんとにうれしそうに笑っているのに心を打たれた。
新曲「レクイエムー麦畑のひばりー」よかった。また岡林が歌った「悲しき口笛」もよかった。そしていまの岡林信康の「山谷ブルース」は美しかった。
バックが山下洋輔トリオ+平野融(ギター)で、落ち着いた演奏をしているのがよかった。

再放送がある。
BS2 2月8日(月) 午後5:30~5:59
総合 2月9日(火) 午後3:15~3:44

2010年02月05日

大阪あそぼ&大阪まちあるき

図書館の展示スペースでやっている「大阪あそぼ」がおもしろいと聞いたのは最終日の前日だった。その翌日3日(最終日)は姉の家に行く約束をしていたので、早めに家を出て開いたばかりの図書館へ寄って見てきた。

ギャラリーには、サイトからプリントしたものがたくさん貼ってあった。こんなサイトがあるのを全然知らなかった。「大阪あそぼ」は大阪市内各地の紹介をしており、すでに何十カ所分もある。
プリントしたものが貼られた下のガラスケースには、関連した本や地図や浮世絵が展示してある。昔の大阪がかいま見られて楽しかった。

展示は終わってしまったが、サイトでプリントできる。
堀江は「日本一の海運王へ・・・岩崎彌太郎、起つ〜三菱発祥の地をたずねて〜」
新町は「天下一の花街・大坂新町を歩く〜夕霧太夫の面影を求めて〜」.
プリントしてみた。A4だったら2枚にプリントしたほうがいい。

先日、なんとなくNHK大河ドラマ「龍馬がゆく」を見ていたら、岩崎彌太郎がずいぶん出てくる。たしか三菱財閥を築いた人だわと見ていたのだが、これで解決。近所の土佐稲荷神社は江戸時代の土佐藩蔵屋敷があったところだった。めちゃくちゃ貧しい暮らしの彌太郎がどうしてのし上がっていったのか興味がわいてきた。

各ページがサイトからプリントできるので、持って散歩できる。

もうひとつ「大阪まちあるき」というのがあって、「文明開花 幕末維新人物伝コース」なんていうのもある。

2010年02月03日

ジョセフィン・テイ「美の秘密」続き

ウォルターには以前マーグリートという恋人がいたが、彼女はなにもかも滅茶苦茶にしなければ収まらない性格で、ウォルターがついにごめんだと言ったとき自殺した。
いまウォルターとつき合っているリッツはいい娘だが、シャールがさらっていっていくかもしれないと、周囲の者が思うようになる。
社交の場でシャールを眺めていたリッツは自分は恋に落ちたのかと恐怖に襲われるが、マータがシャールを連れて出て行ったときの感情から、縛られて動きのとれない状態でないと悟り、ウォルターを安心させようかと思う。

こだわりを持ちつつもウォルターとシャールはいっしょに仕事をすることになる。ラシュミア川を水源から海へカヌーで出るまでを、ウォルターの文章とシャールの挿し絵で綴るものだ。
二人はカヌーで出かけて、夜は川から上がって天気さえよければ戸外でキャンプする計画を立てた。彼らは出発し、家族は川岸の村の酒場からの電話を楽しみにするようになった。ある夜、酒場でビールを飲んでいるとき気まずくなり、ウォルターが出て行ってしまった。シャールは店が閉まるまでいて、「お休み!」と小径をかなりいってから呼びかけてきた。これが最後で以後シャールの姿を見た者はいない。

そこで地元警察からロンドン警視庁へと連絡が行き、グラントの出番となる。村に移住してきた文化人や芸術家たち、元の村の住人たちにグラントは話を聞くが道筋が見えて来ない。
地道な調査の末にグラントの心に見えてきたもの。
思いもよらぬ結末が待っている。
(河田清史訳 1954年初版、2003年再版 ハヤカワポケットミステリ 1200円+税)

ジョセフィン・テイ「美の秘密」

グラント警部のシリーズの「列のなかの男」(1929)「ロウソクのために一シリングを」(1936)「フランチャイズ事件」(1948)に続く「美の秘密」(1950)を読んだ。この後に「時の娘」(1951)「歌う砂─グラント警部最後の事件」(1952)がある。これで全部読んだかと思うとなんかさびしい。また読み返すか。

ロンドン警視庁(スコットランドヤード)の警部アラン・グラントはパーティ会場にいるがパーティーに来たわけでなく、親しい女優のマータを食事に連れ出そうと思ってきただけだった。当代一流の女優マータを連れ出す特権は、どこへ出しても押し出しの良い用心棒であること、一流の店にいくお金の余裕があること、マータに他の用心棒が見つからないことだった。宝石盗難があったときにグラントがはじめてマータの人生に登場した。マータが必要と思うときは騎士となったし、またマータはグラントの世間の窓として役に立った。

混み合ったパーティー会場で背の高いマータを見つけてそばへ行くとき、美しい男性に声をかけられる。あまりにも鮮やかなブロンドの青年シャールはアメリカから来た著名な写真家だった。流行作家のラヴィナに会いに来たのだが、ラヴィナは簡単に彼を週末を過ごすサルコット・セント・メアリイ村へ招待する。姪で秘書役のリッツを見たシャールの顔にある関心が浮かぶのをグラントは見る。リッツの婚約者はBBC放送の解説者ウォルターである。

セント・メアリイ村は芸術家が住んだり週末を過ごしたりしている。リッツがシャールに説明する。「いまは占領地になってますが、かつては美しいイギリスの村落でした」だれに占領されたと聞かれて、「原住民が、あの芸術家連中とよんでいる人々です」と答える。製粉屋敷(ミルハウス)はマータが買って住んでいるし、その他、舞踏家、劇作家もいる。

ウォルターは放送が終わった後、リッツへのお土産にチョコレートを買い、週末を過ごそうと車で帰ってくる。しかしリッツはシャールと仲良くしている。
今日はここまで。
(河田清史訳 1954年初版、2003年再版 ハヤカワポケットミステリ 1200円+税)

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