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浪人暮らし

年末の「忠臣蔵」で、吉良家の用心棒に雇われた清水一角が、ある日吉良家家老(米沢藩から派遣されていた小林平八郎)と語りあうところがあった。「おぬし、浪人暮らしは長いのか」と聞かれて、一角は「親の代からの浪人で、仕官ということすらわからない」というような返事をする。それで、真面目な一角を気に入っていた小林平八郎は、あと少しで主君(吉良)が米沢へ引き取られるので、ここの警備も終わるから、米沢藩に仕官できるように取りはからうと言う。その約束は討ち入りの夜、二人とも壮烈な討ち死にをしたので果たされなかった。
わが家はいま仕事が重なって暮れも正月もないありさまである。休めるのは仕事が切れたとき。だから休みたいけど、仕事が切れたらどないしょうということなのである。でも宮仕えにない自由がある、と書いて、ほんまかなぁと思う。
それで、今日の会話なんだけど、「仕官というものをしたことがあったなぁ」「あんまり昔なので、仕官ということすら忘れているなぁ」と笑い合った。うちの仕事って、浪人が傘貼りの内職しているようなもんだ。長い浪人暮らしで、月代の髪が伸びるようにだらしなくなっているかもしれない。気をつけなくっちゃ。

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2004年01月04日 17:50に投稿されたエントリーのページです。

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