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リスベス(リスベート)・ツヴェルガー「ヘンゼルとグレーテル」

わたしが最初にリスベート・ツヴェルガーを知ったのはいつごろだったろう。洋書の「くるみ割り人形」(1987年)を見つけて喜んだのが最初だが、彼女の本はそれよりずっと前に翻訳発行されていたのである。知らんかった。
先日ジュンク堂で見つけたこの本の原書は、1978年発行で1980年にボロニア児童図書展グラフィック賞を受賞した。それが早くも1980年に日本で翻訳発行されたわけだ。またこの本のレイアウトはケルスティン・ティニ・ミウラさんという超一流の人の手になっている。手に入ったのがうれしくてしかたがない。
全体の色調がセピア色が主で暗い。「ヘンゼルとグレーテル」って子どもが深い森に捨てられる話で、可哀想で昔からあんまり好きじゃなかった。最後はハッピーエンドなんだけど、子どもに読ますための付け足しのような気がする。こんなにうまく逃げられないよ。逃げるだけでなく宝物を持って帰るなんてできすぎではないか。子どものとき、わたしはそう思っていた。あっは、現実的な子どもやな。この絵本は最後のハッピーエンドも暗い色調である。こうでなくっちゃとわたしは思ったのであった。(かど創房 1200円+税)

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2004年02月14日 21:33に投稿されたエントリーのページです。

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