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好感が持てる男子ナンバーワン─「剣客商売」6冊目

毎週火曜日はテレビドラマを見る日にしていたのに、「剣客商売」は今日で終わり、「彼と彼女と彼女の生きる道」は来週で終わるらしい。なんかさびしい。草なぎくん扮する小柳さんは妻が娘を置いて出ていった後、娘と過ごす時間を確保しようと、銀行を辞めてレストランの厨房で働いている。好感が持てる男子ナンバーワンである。もう一人の男子ナンバーワンは山口馬木也扮する秋山大治郎である。現代劇と時代劇でナンバーワンは各々一人としておこう。
テレビドラマは先へ行っているが、いま読み終わったのは6冊目「新妻」である。「品川お匙屋敷」で、三冬は大治郎を意識している自分に気づく。伯父の家に行った帰り道、切られて瀕死の女から品物を預かる。追いかけてきた男どもをやっつけ、死んだ女をお寺に運んで、大治郎の家に行ける理由ができたのを喜ぶ三冬である。品物は禁制品の香であった。それから話がすすんで、三冬は悪党どもに誘拐される。きっと大治郎が助けにくると拷問に耐えながら、辱めにあえばそのときは死のうと思いさだめる。ぎりぎりに大治郎はやってきて三冬を助け出す。最後は三冬の父、田沼意次が秋山親子を招待しての席で突然、大治郎に三冬を妻にしてやってくれと頼むのであった。
話の途中でも周りの人が三冬のちょっとした身のこなしに女らしさを感じたり、大治郎の懊悩に気がついたりする。大治郎がドラマチックに愛を表現できてよかった。池波正太郎のお話のうまさに酔ってしまう一冊(新潮文庫 552円+税)

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2004年03月16日 00:51に投稿されたエントリーのページです。

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