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シモーヌ・ド・ボーヴォワールとネルソン・アルグレン

「ジュネ伝」を読んでいると、目が眩むような第2次大戦後のヨーロッパ文化人たちの名前が出てくる。中でも「聖ジュネ」を書いたサルトルはたくさん出てくるし、ボーヴォワールもよく出てくる。
わたしはサルトルとボーヴォワールが60年代後半に来日したとき、わざわざ東京での講演会に行ったくらいに、このカップルが好きだった。それはボーヴォワールの「娘時代」「女ざかり」などの自伝的な本を読んだからだが、当時はめちゃくちゃカッコいいカップルなのだった。サルトルにはたくさんの女性がまわりにいたけれど、ボーヴォワールは別格の同志であり生涯の伴侶だった。そのきづなが羨ましかった。
ボーヴォワールのほうはサルトル以外の恋人はフランスではあんまりいなかったようで、ようやくできた感じの恋人が、アメリカの作家ネルソン・アルグレンだった。「女さがり」に書かれた二人の愛の日々は素晴らしかった、というか、素晴らしく思えて羨ましかった。
アルグレンの本はだいぶ後になって「荒野を歩く」や「シカゴ、シカゴ」などが翻訳されたし、来日したという雑誌の記事を読んだように思う。映画「黄金の腕」(1956年オットー・プレミンジャー監督、フランク・シナトラ主演)の原作者でもある。
アメリカからアルグレンがやってきたのをサルトルに紹介しているところなど、女冥利に尽きるって感じだったなぁ。ジュネの伝記を読んでこんなことを思い出してしまった。

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2004年03月06日 20:11に投稿されたエントリーのページです。

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