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幻のロシア絵本1920-30年代展

芦屋市立美術博物館で2月の末からやっている展覧会なのに全然知らず、数日前の新聞で4月11日までと知って大慌てで行ってきた。この3年間で地下鉄と市バス以外に乗って出かけたのは、京都の伊藤若冲展、リスベート・ツベルガー展以来3回目である。阪神電車で芦屋へ行き、タクシーに乗ったらすぐであった。芦屋図書館と谷崎潤一郎記念館とが並んでいる静かなところだった。
日本の画家吉原治郎氏等3人の蒐集になる貴重なコレクションである。1920年-30年代、革命後のソヴィエト連邦(ロシア)の新しい国づくりの理想に燃えた若き芸術家たちが、未来をになう子どもたちのために絵本づくりにたずさわった。紙は粗末だし印刷も汚くぺらぺらだが、ロシアアバンギャルドの魂がひしひしと感じられる絵本の数々に出会えた。マヤコフスキーが文を書いたものもあった。
文字の扱いや色づかいやレイアウトにチャペック兄弟の本と通じているところもあるし、先日買ったハンガリーの絵本「ラチとライオン」に通じているところがある。
展示では表紙と見開きにした部分しか見られないのが残念だったが、主なものはコピーしてファイルしたものが、別の場所で見られるようになっている。そして復刻本が数冊あって売っている。カタログには展示しているページ以外のページもあって楽しめる。絵本好きにはこたえられない興味ある展示であった。カタログと復刻絵本を1冊と絵はがきをたくさん買った。
帰りは隣りにある谷崎潤一郎記念館に寄り、バスで芦屋駅前まで行き、西村珈琲店でおいしいチョコレートケーキとコーヒーでくつろいだ。こんな休日久しぶりだ。

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2004年04月03日 18:19に投稿されたエントリーのページです。

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