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猫の運命

久しぶりで近所の商店の女主人と出会った。ここへ住んでからずっとその店で買い物しているから長いなじみなのだが、最近とんと買い物してないのでちょっと気がひける。「ネコちゃん元気?」と言われて、あれっ、そんなに長いこと会ってなかったのかと思ったが、何回か会っている。実は彼女のほうの一方的な話しか聞いていなかったのだ。それは息子が雨の日にどこかの公園で捨て猫を拾ってきたので、医者に連れて行き、お金も手間もかけて元気にしたという話だった。何回か会ったのだが、その度にいかにその猫が可愛いかをまくしたてられて、わたしは合いの手を入れていただけだった。猫自慢は可愛いからいいけど。
それで、うちの猫はもう4年前に死んだと言ったら、「猫がいないのにどうして生きていられるの?」ときた。うーん、そうやねぇ、花子がいないのにどうして生きていられるのだろう、花子の思い出で生きていられるのかなぁ、なんて考えた。でも、そんなことは生きている猫がいる人に言ってもわからないと思って、言わなかったけど…。
彼女はつい先だって、また子猫を、今度は産まれて間もなくの子を拾ったと言う。これもたいそうな手間をかけて大きくした。そして、猫の運命ってちょっとのことで変わるんやなぁとしみじみと言うのだった。

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2004年04月16日 18:01に投稿されたエントリーのページです。

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