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レオ・ブルース「ロープとリングの事件」

「剣客商売」が一段落したので、しまってあったクラシックミステリーを出してきた。国書刊行会の世界探偵小説全集の1冊で1995年発行。それを読まずに置いてあったのだから贅沢な話である。
レオ・ブルースの名前ははじめてで、先にあとがきを読んだら、再評価した研究家が「アガサ・クリスティにも比肩しうる」と書いているのを紹介している。また、日本にレオ・ブルース・ファン・クラブがあることも紹介している。本が出た時点で既に12年になるとあり、日本よりも海外でよく知られているとのことである。
以上の前知識を得て読み出したわけだが、全部を読んでいないのに書こうと思ったのは、さっきまでテレビで「ハリー・ポッターと賢者の石」をやっており、用事をしながらちょこちょこ見ていたからだ。この映画の見せどころは、魔法やらなにやら、可愛い男の子と女の子やら、そして名優が出ていたりといろいろとあるわけだが、イギリスの全寮制の学校への憧れを呼ぶ、という要素もかなりあるように思った。「ロープとリングの事件」は全寮制の学校での事件なのである。
この本は、シャーロック・ホームズとワトソンのように、作家が私立探偵の仕事ぶりを本にするということで、いっしょに調査について歩く。探偵と言ってもビーフは引退した巡査部長で、スマートでもなんでもない粗野な態度の男なのである。作家のほうはついていてヒヤヒヤしたりイライラしたりする。
事件はエセックス海岸よりの一流のパブリックスクールであるペンズハースト校で起きる。たまたま作家の兄がこの学校で教師をしているので、ビーフと作家は出かけていき、殺された青年アランの父親が依頼人となって調査をはじめる。ビーフは病気の門番の代わりになって、学校に入り込むことになった。
門番の仕事をすませて聞き込みをしていくうちに、アランは街のパブの女性と親しく、門限を超えて遊んでいたという話を聞き出す。そのパブを探すために1軒ずつビールを飲んで歩いたり、その女性を見つけたと思ったら、店でやるダーツ大会に出ることになったりする。さて、後半どないなるのか楽しみ。
目下、寮生活やイギリスのパブのダーツ大会がおもしろくて、クラシックミステリーもなかなかよいなと思っているところである。

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2004年06月25日 21:23に投稿されたエントリーのページです。

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