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「御宿かわせみ」の神林東吾

平岩弓枝の小説「御宿かわせみ」は一作しか読んでいないが、数年前に再放送のドラマをサンテレビで見てファンになった。おるいさまに沢口靖子がなっていて可愛い感じだし、村上弘明の東吾さんはすっきりと清潔な感じでよかった。何度か見て小説を読もうと思ったままになっている。
そんなわけで、NHKの「御宿かわせみ」は今夜第2章が終わったところだが、第1章も第2章も全部見た。高島礼子のおるいさまはちょっと背が高すぎるし、おるいさまの年齢よりも老けているように思えるが、まだ沢口靖子のイメージがあるせいかしら。でも、実はおるいさまはどうでもよいのだ。東吾さんの中村橋之助がお目当てなのです。
浮世絵から抜け出してきたようなきれいなお顔である。特に横顔の鼻筋にうっとりする。そして役柄が女性作家の描いた理想の男性なのだ。ドロシー・L・セイヤーズが書いたピーター・ウィムジイ卿、ローリー・キングが書いた「シャーロック・ホームズの愛弟子」のホームズと似通ったものを感じる。相手の女性だけを優しく愛する、女性作家が描く夢の男性である。こういう役を演じるのはむずかしいというより、やりにくいと思う。だから歌舞伎役者である橋之助の現実感のない浮世絵ふうの顔が似合うのである。

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2004年07月23日 23:24に投稿されたエントリーのページです。

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