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矢川澄子ぶん 宇野亜喜良え「おみまい」

先月ベルリンブックスで見つけた、とても素敵な絵本を紹介します。このページのトップの写真が表紙と裏表紙です。簡潔な矢川澄子の文と華麗な宇野亜喜良の絵の絵本ですが、きっと綿密な打ち合わせによってできあがったものなのでしょう。
少女はおばさんのお見舞いに行くとき、持って行くものがないので、誰も見ていないのをいいことに、垣根に咲いていた赤い薔薇を1本失敬しました。それを猫が見ていたのです。猫に黙っていてと頼むのだけれど返事がないので、「おまえもおみまいにしてしまうよ」と猫を抱えていきます。おばさんはしゃれた部屋に住んでいて、とてもモダンな人で、きっと矢川さんがもう少し長生きされていたら、こんな感じになられたのではないかと思うのです。少女と猫とおばさんは、いろいろなことをして遊びます。すごく楽しい絵です。
少女のスカートの柄になっているペンギンさんが、シーンによって表情や仕草が変わります。猫がおうちに帰って眠っていると、ペンギンさんはスカートの絵から抜け出してやってきました。それから2人は夜の街をお散歩に出ました。裏表紙の絵をごらんください。(ビリケン出版 1600円+税)

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2004年07月18日 23:31に投稿されたエントリーのページです。

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