2・3日前から部屋にいても街路樹で鳴くクマゼミの声が聞こえる。まるで工作機械で切削作業をしているような声である。昨日買って来た「大阪人」に「世界一セミの喧しい街=大阪?」(大阪市自然史博物館学芸員 初宿成彦氏)という記事があった。東京の人から、大阪のセミは東京に比べてうるさい、大阪人が口やかましいのと同じと言われたと冒頭に書いてある。わたしも知り合いに言われたことがある。東京から大阪へ転勤した営業マンだが、大阪弁になじめなかった。彼が「大阪はセミまでうるさい」と言ったのを、毎年、夏になると笑い話にしている。
それは本当のことらしい。この記事には世界の大都市のセミ事情が書いてあって、「大阪はおそらく世界中の大都市の中で、セミが最もうるさい街ではないだろうか」と結んでいる。ふーん、そうなんだ。これから2カ月ばかりクマゼミの声と折り合って暮らしていかねばらなるまい。
先日の夜、カナブンが窓から入ってきた。蛍光灯のあたりをブンブンしてから、机の上に降りてきたので、水を綿棒に含ませてやったらちゅうちゅう(と聞こえていたわけではないが)吸っていた。相方が梅酒を含ませたティッシュを置いてやったら、ほんまにうれしそうだった。こちらはそのまま寝てしまったが、翌朝起きたらいなかった。カナブンの恩返しってないのかなと言っていたら、数日後またやってきた。なんか慣れた態度で、机の上の氷水を入れたコップの外側の水滴をなめている。今度は2時間くらいで出て行った。