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選挙アルバイト

郵便受けに選挙広報が入っていたので、エレベーターを待つ間に読んでいたら、選挙事務所で働いたときのことを思い出した。あの雰囲気は嫌いでなかった。
もう30年くらい前のことだけど、失業しているときに選挙アルバイトの口がかかった。当時の社会党で働いていた友人から、大阪府知事の選挙事務所のバイトをせえへんかと電話があったのだ。お金欲しさに二つ返事で引き受けて、梅田新道の選挙事務所に行った。たしか湯川さんが候補で、自由・社会・公明党の寄り合い選挙だから楽勝ムードだった。バイトも各党からの寄せ集めだったが、なぜか和気あいあいとしていた。高校生から30代までいろんな年齢の人の集まりで、社会党からの3人はなぜか同棲中で、着るものなど勝手気ままでおもしろかった。選挙が終わってからジャニス・ジョプリンのレコードを持って遊びにきたけど、いまごろどうしているかしら。だからといって変わり者3人組が差別されたわけでなく、どっちかというとおもしろがられていた。
一見まじめな高校生は、妊娠した友人の中絶費用カンパを集めていると言って集金ノートを見せてくれた。学校名を聞くと超一流公立高校だったので驚いたが、わたしはそのとき、生まれてはじめて自分が先端を行っている人より「遅れてるぅ」と感じたのだった(笑)。
その次は衆院議員選挙だった。社会党の候補で名前はなんて言ったかしら、そうそう西風功さん。地下鉄の花園町駅前に選挙事務所があり、所帯が小さかったのでやりづらかった。客がたくさん出入りするので、応接セットの灰皿を素早く洗ったりとよく働いたので、そこの上司のウケはよかったけど、どうも内部抗争でもあるのか、イケズをする上司もおりややこしかった。
選挙日が近づくと、電話かけをやらされた。2人で組んで相手が電話番号を押し、わたしが出て話す。その結果を、留守とかOKとかダメとか名簿につけていく。この電話は自分で言ってはなんだが、評判よかった。わたしが話していると事務所はしーんとしていたものだ。ほんまだって(笑)。
女優の望月優子さんが応援にやってきた。さすがに押しが強かった。江田三郎氏はコートをひるがえして走っていった。年取った功労者の人がこられたときは、手を引いて地下鉄にお連れした。3人とももうこの世にいない。ちなみに、湯川さんは当選、西風さんは落選でした。

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2004年07月02日 16:51に投稿されたエントリーのページです。

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