久しぶりに行った田辺寄席、朝寝はしたいわ、ご飯はゆっくりと食べたいわ、それなのに早く出かけたいのでひと騒ぎ。今日は相方は仕事をするので、代表して行ったにもかかわらず、前半は眠くてたまらなかった。首が寒いのでスカーフを巻いていたら、気持ちよくて眠気を誘われたみたいだ。ここんとこ、朝早く起きたり、それなのに夜遅いもんで、と言い訳。
演目は、「開口0番・廓噺」桂文太、「強情灸」笑福亭由瓶、「谷風の情け相撲」旭堂南湖、「雨乞い源兵衛」桂む雀、〈中入り〉「猫定」桂文太、「七段目」桂む雀。
む雀さんは30年前の中学生のときに田辺寄席の客席にいたそうである。「雨乞い源兵衛」は、雨が何日も降らないので、雨乞いの家系の源兵衛に頼みにいく。そんなもの知らないと言った源兵衛だが、翌日偶然雨が降って、えらい人気者になる。今度はその雨が降り止まないので、雨が上がるように頼まれる。「七段目」は芝居好きの息子と、芝居から引き離したい親のやり取りで、2階に息子を閉じ込めて丁稚を一人つけたら、丁稚も芝居好きで2人は娘の着物を出してきて芝居を始める。三味線と華やかな間の手が入り、歌舞伎の身振りが定まる。オチは階段から転げ落ちて「七段目から落ちた」だって。
「猫定」は性根が悪いから縄でしばってある黒猫を買い受けたバクチ打ちが、家に帰ってサイコロを出して見せると、猫は丁半を鳴き声で当てる。それからは猫を懐に入れて賭場に行き、稼ぎまくり親分と言われるようになる。飛田にいた女を女房にしたが、彼女にはオトコがおり、二人で親分を殺す計画を立てる。千日前あたりで待ち伏せし、首尾よく殺すのは成功するが、懐にいた猫にオトコは殺される。そして猫は家で待つ女房を天窓から飛びこんで噛み付いて殺す。町内の人たちがバクチ打ちの棺桶に猫の死体を入れてやる。サイコロがあったので転がすと、棺桶の中の猫がニャア。文太さんの猫の鳴き声が絶品だった。
眠い上にお腹も空いて、中入りのときには最後までお菓子をつまんでいた。お茶とお菓子を手に裏庭に行くと桃が池は蓮の花が盛りである。朝の雨のせいで蓮の葉には露がころころしているのが多かった。雨に洗われてきれいな緑色の葉とピンクの花がきれいだった。ヤブ蚊に腕を2カ所咬まれた。