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ビデオの映画「デブラ・ウィンガーを探して」

この映画を見たいとずっと思ってきたが、ようやくビデオで見ることができた。よかったと言う人と、たいしたことはないと言う人と二つに分かれているようだが、わたしはよかったほうです。
「グラン・ブルー」でジャック・マイヨール(ジャン・マルク=バール、この映画では撮影を担当)の恋人をやったロザンナ・アークエットは一風変わっていてとても魅力があった。
この映画の最初のシーンは、4歳のとき母に連れられて見たイギリスのバレエ映画「赤い靴」。モイラ・シャーラーが演じたバレリーナは、踊ることが人生だったのに、愛する夫に仕事を辞めて家庭に入るよう迫られ、迷いに迷ったあげく、列車に身を投げて死んでしまう。
この映画のショックをずっと引きずってきたロザンナ・アークエットは、自分が40代になり子どもを持ったいま、“生活と自己表現は両立するか”ということを考えあぐね、引退してしまったデブラ・ウィンガーに話を聞いてみたいと思う。そしてデブラ・ウィンガーに会うまでに、たくさんの女優から話を聞く。
わたしの記憶に残ったのは、ヴァネッサ・レッドグレーヴ、シャーロット・ランプリング、ウービー・ゴールドバーグの50代を超えた女優。そして好きな女優のロビン・ライト・ペン、メラニー・グリフィス、メグ・ライアン。なつかしかったのは昔青春ものに出ていたアリー・シーディ。あらっと思ったのが「ER」でキャロルをやっていたジュリアナ・マーグリーズ。
最後にデブラ・ウィンガーと会って話し合うのだが、庭の外をアムトラックが走っているのが見えると、私たちは列車に飛び込まないと笑って言い合う。うまく「赤い靴」で締めくくった。
たくさんの女優たちはそれぞれに美しく緊張して話し続ける。女優でなくなったジェーン・フォンダとデブラ・ウィンガーは美しくて落ち着いていて、いい話をしていたが緊張がないのだ。女優という仕事をしている女たちが映画の中で輝いていたのは、女優として人生を語る演技をしていたからだろう。引退した二人は、女優という仕事が輝いているものだと反対に教えてくれた。

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2004年08月26日 23:28に投稿されたエントリーのページです。

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