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イアン・ランキン「血に問えば」

10月の末に買った本をようやく読み終わった。いままでイアン・ランキンの本は7冊訳されているが、すべてハヤカワポケットミステリで、単行本になったのは今回がはじめてである。だからちょっと違う感じがしたのか、この本の内容がいままでと調子が違うのか、体調がよくなかったのとぶつかったせいか、夢中になって読み進められなかった。
リーバスは両手にひどい火傷をしている。シボーン・クラーク部長刑事にストーカー行為をしていた男が不審火で焼死したのだが、リーバスがその少し前にその家を訪ねたのを目撃されていたため、疑いがかかってしまう。上司からの厳しい質問をかわしながら、リーバスは私立校での銃の乱射事件の捜査にのめりこむ。殺された少年二人のうち一人はリーバスの親類だった。スコットランド議会議員のベルの息子は重傷を負っている。犯人はその場で自殺したが、その男は学校となにも関わりがない。その謎を追って、リーバスは火傷の上に革手袋をはめ、シボーン・クラーク部長刑事の手を借りて捜査を続ける。
あんなに好きだったリーバス警部のやり方に、今回はちょっと批判的になってしまったのだけれど、考えてみれば、リーバス警部はものすごいストレスを負っているのだから・・・なんて、ハタで聞いていたらわけがわからんね。言うても無駄かもしれないけど、お酒と煙草をもっと控えてほしいなぁ。そんなひどい火傷するなんて、心配するやんか。
でも、振り返って考えると、やっぱりランキンの書くエジンバラの街や人間の描写はすごい。もう一度読み直さなきゃ。うん、最後にシボーンが殺されたかと思って走るところがよかった。生きていたシボーンに目をつぶって長いキスをしたリーバス。次作では二人の関係がどうなるのか楽しみ。(早川書房 2000円+税)

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2004年11月14日 23:46に投稿されたエントリーのページです。

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