「贅沢貧乏」と「戀人たちの森」は初版の単行本が目につくところに置いてある。この2冊はなんか手放せないのよね。最近ちょっと読みたいと思って探した文庫の「貧乏サヴァラン」(ちくま文庫 1998)が見当たらなくていらいらしたが、図書館で見つけて読むことができた。読んでいると、たまたまKAZUMIさんのサイトに「Cigar(葉巻)とワインの関係」という文章がアップされ、シガーの似合う人という書き込みがBBSのほうにあった。わたしもいっちょかみして、シガーの似合う男、そりゃ森鴎外(そしてゲバラ)でっせ、とちょうど読んでいた「貧乏サヴァラン」の一行を引用して書いた。
考えたら森茉莉のように育った人が言えば、“贅沢貧乏”や“貧乏サヴァラン”は成立するけど、ほんまもんの貧乏人のわたしが言ったら負け惜しみやな。でも小気味よく気取った人やカッコつけている人を批判する文章を読んでいるといまでもスカッとする。