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作/ボー・R・ホルムベルイ 絵/エヴァ・エリクソン「パパはジョニーっていうんだ」

同じエリクソンの絵本「パパが宇宙を見せてくれた」といっしょに図書館で借りたのだけれど、断然こっちが好き。こんなにぐっときた絵本は久しぶりだ。作者と画家はともにスェーデンの人である。
ティムという少年が寒そうに駅のプラットホームに一人立っている。彼はこの秋から母親とこの町に住んでいる。母親は息子を連れて来て、ここに立っているように言って帰ってしまった。やがて列車が入ってきてパパが降りてくる。今日は一日パパと過ごすんだ。ホットドッグを買うとお店のおばさんに「ぼくのパパだよ。ジョニーっていうんだ」と告げる。それから映画に行くと切符を受け取るおじさんにも言い、ピザ屋のお兄さんにも言い、図書館のお姉さんにも告げる。こうして楽しい一日が過ぎていき、夕方別れのときがくる。暗くなったプラットホームに立っているとママが迎えにくる。
これだけのことなんだけど、落ち着いた色調に人間の孤独が浮かび上がる。なぜか別れることになった夫婦の子どもへの愛が浮かび上がる。ティムってほんとにけなげな子だ。「パパはジョニーっていうんだ」とティムが言うたびに涙が出そうになった。

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2004年12月10日 11:10に投稿されたエントリーのページです。

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