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ローラ・リップマン「ラスト・プレイス」

表紙のイラスト(さべあ のま=大好き)に惹かれて買った第一回目から、ボルチモアの女性探偵テス・モナハンが活躍するシリーズは7作目となった。いままでは新聞社に勤務しながらの執筆だったが、この作品から専業の作家となり、作品の質量ともに重量級である。
出だしが男の独白で、テスに執着しつけまわしていることがわかる。それを当然知らないテスは、友人のホイットニーに頼まれて、出会い系サイトで未成年者を物色する男に若い子のふりをして近づく。そしてその男をこらしめるのだが31歳のテスが、21歳に見せようとしている17歳になり、みごとひっかけてこらしめてやる。こらしめかたがやり過ぎで、その結果、テスは警察につかまり裁判でカウンセリングを受けることになる。医師との会話がおもしろい。その後に受けた仕事が、警察がDVについてきちんと捜査しているか調べる仕事である。調べるうちに独白の男がからんでくる。そして過去の複数の殺人が浮かび上がる。
前作「ストレンジ・シティ」はとても好きだったが、今回はちょっと重苦しくて、そのせいでさっさと読み切ってしまわず、他の本を間に入れてしまい1カ月以上かかってしまった。わたしは変質者が出てくるのがあまり好きでないのです。
このシリーズはこれで終わるのだろうか。次作はもう出ていて力作だというが、主人公はボルチモアの女性刑事だそうだ。(ハヤカワ文庫 1000円+税)

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2005年01月07日 16:40に投稿されたエントリーのページです。

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