一昨日は細野ビルでEvil Moisture、Rudolf Eb.er、EYヨの3人のアーティストによる「Handshake 2 Exhibition」を見て、感じるところがあったのだけれど、今日はその3人+大阪のそうそうたるDJたちのライブということである。たくさんの若いファンがつめかけて熱気あふれる気持ちのいいライブだった。中年の姿なく老人はわたしらだけ。そう言えば立っていたら椅子を持ってきてくれたっけ(笑)。
7時から11時までのうち、DJのプレイ時間が長かったけれど、考えれば家でこんなに長時間続けて音楽を聴くことはない。本も読まずパソコン画面も見ずに大音響の中にぼーっと座っているのもいいものだ。いくらでもぼーっとできるのはわたしの特技の一つ(笑)。
EYヨが登場、両手に電球を持って踊る、というか舞うというか迫力に圧倒された。Macから出る音と電球の明暗、スリムな体がのけぞり飛び上がり、陶酔の極致と思いきや、最後は関西弁で「ありがとう」で締めた。醒めているんだ。EYヨ(山塚アイ)っていままで知らなくて、つい昨日「はなたらし5」というCDを聴いて「いける」と思い、ネットで調べたというお粗末なことだが、よかったです。久しぶりに玉水町煙(たまみずちょうけむり)を思い出した。
Evil Moistureはイギリス出身、Rudolf Eb.erはスイス出身(大阪在住とのこと)ということで、前衛的だけれどもアメリカとも日本とも違うヨーロッパの香りがした。ルドルフのほうはパフォーマンスが場所の都合でできず、簡単な説明とCDを流すだけに終わって残念だった。この二人の音楽を聴いて思い出したのは、30年も前に聴いていて行き詰まりを感じたフリージャズのことだ。わたしは「観念の音楽」とフリージャズのことを言っていたのだが、ここまできて行き止まりみたいに感じて遠ざかってしまったのが、今日ここに出口があったのに気がついた。そして新しい道が見えてきたような気がした。
ヨーロッパ出身の二人に比べて、EYヨの音楽&パフォーマンスは湿っている。同じようにMacを使って音をつくっても違うんだなぁ。ああ、そうだ、阿部薫の湿りに似ているかも。
終わってから隣の席の女性と話したり、ルドルフに紹介してもらったり、モイスチャァのときに突然現れてパフォーマンスをした男の子に現在の大阪の音楽状況を聞いたりした。寒かったけれど驚きがあっていい夜だった。