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木賊(トクサ)で思い出したこと

昨日花屋 spontanement でだべっていたとき、お店のジュンコさんが「あれ知ってます?」と花を入れたガラス瓶が並んでいる棚を指差した。40センチくらいの若草色の茎なのだが、節に黒い筋が入っている。木賊(トクサ)にしては上品であるが、園芸用に育てたらこうなるのかと思って「トクサ?」と言ったら、やっぱり木賊だった。建て直す前の兄の家にたくさん生えていたから知っているのだが、それをはじめて見たとき「これトクサ?」と聞いた覚えがある。なぜ知っていたかというと、子どものとき「木賊の秋」という小説を読んだことがあったからだ。見たことのない木賊を実物を見て言い当てたのは挿絵のせいだろうか。昨日も当てたのがおかしい。
そんなわけでさっき思い出して検索してみたら正木不如丘(まさき・ふじょきゅう)「木賊の秋」が古本屋の広告で出てきた。「大正12年 春陽堂 5,000円 初版 函汚れ・書込有り」。この本が家にあったのだろうか。単行本だったことは覚えている。検索を続けると図書館にあったという記述も出てきた。ここでは正木不如丘が竹久夢二の最後を看取った人ということで、医者であり作家であることがわかった。その他「お六櫛」という映画にもなっているのもわかった。
かんじんの小説の内容をさっぱり忘れているので話にならないが、山村の貧しい少年少女の恋物語であったような気がする。そのうち図書館で探そう。明治大正文学全集をわけもわからずに読んでいた小学生だったので、図書館で懐かしい本にぶつかったらたいへんだろうな。水上滝太郎「大阪の宿」をもう一度読みたい。

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2005年06月03日 20:46に投稿されたエントリーのページです。

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