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ライア・マテラ「殺人はロー・スクールで」

古い女性探偵もの読書第2弾はライア・マテラの翻訳が3冊あるうちの第1作(1987 翻訳は1990 創元推理文庫)。タイトルどおりロースクール内で殺人があり、主人公のアマチュア女性探偵ウィラ・ジャンソンの登場となる。ウィラはロースクールの学生だが、ここに入る前には名門大学でラテンアメリカ文学を専攻したという変わり種。両親は60年代にベトナム反戦運動に加わわったヒッピーで、その後も平和部隊に加わって中南米へ出かけている。両親は籍を入れていない夫婦なので、ウィラは母の姓を名乗っている。
ロースクールにはフットボールのチームがないかわりに〈法律評論〉があると、冒頭に出てくるが、これが大変なものであるらしい。法律学生が編集することになっており、「上位10パーセントと〈法律評論〉」という言葉があるという。大都会の法律事務所や政府官庁で働きたければ、クラスの上位10パーセントに入っていたほうがいいし〈法律評論〉に加わっていたほうがいい。ロースクールは、大学を卒業して学士号をとって、はじめて入る資格を得るむずかしいところだそうだ。そして3年間勉強して試験に合格したら、その州の弁護士資格が与えられる。ライア・マテラはカリフォルニア州の弁護士でもある。
その〈法律評論〉の編集長が殺され、第2第3の殺人事件が起きる。ウィラは犯人探しに頭をつっこみ、憎からず思っているラリーから「ナンシー・ドルー、きみはどう思う?」と聞かれてごきげんだ。昔ナンシー・ドルーが大好きで、友だちから「まあ、ナンシー、あなたってなんて頭がいいの!」と言われる場面が好きだったという愛嬌のある女性である(ナンシー・ドルーを知らないなんて言わないでね)。

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2005年07月12日 17:45に投稿されたエントリーのページです。

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