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ゴッホ展に行ってきた

先月の28日に書いたんだけど、偶然アルトナン・アルトーの「ヴァン・ゴッホ」を読んで、こりゃ一度ほんまもんを見ておこうと思った。またずっと前に友人からもらった「Sorrow」のコピーを思い出した。今日は金曜日で国立国際美術館は7時までやっているので夕方から出かけた。
昼間はとても混んでいるのだろうが、夕方は混んでいるとはいえマシなのかな。係員がたくさん配備されている中を入ると、けっこうな人がいたが、さっさと前にまわって好きな絵はたっぷり見た。「Sorrow」の前は人がいなかった。その「Sorrow」はリトグラフで、他の作品と全然違っているところが興味深い。懐かしいような気持ちになって眺めていた。
同時代の他の画家の作品は見る気がせず、というかゴッホの絵を見たかったから行ったのだ。ゴッホの作品もアルル時代以外はそんなに惹かれなかった。アルル時代の「黄色い家」が素晴らしくて、あとは木立があって小道があるのがよかった。「黄色い家」の黄色をずっと忘れないと思う。やっぱりゴッホは天才だ。
有名な絵の具を持った自画像の前に立ったときは思わず笑ってしまった。うんと若いころ見た劇団民芸の芝居「炎の人ゴッホ」の滝沢修のポスターがそっくりだったんだもん。わたしはこの芝居を見たおかげでゴッホを文学的に見るくせがついてしまったのだ。
ようやく絵そのものを見ることができるようになったと思う。音楽も絵画もそのものとして受け入れるようになるまで、どれだけ暗い世界にいたことか。
1時間もいずに出てきて、まだ明るい道を歩いて帰る途中、小さいジュース屋があったのでマンゴージュースを飲み、古ーい中華屋で「ほろよいセット」を食べ、京町堀のバーメジャーカップにたどりついた。最近のお気に入りトムコリンズを頼んだら、シロップを控えたドライな飲み口でなかなかいけた。小さな窓からようやく暮れ行くさまが見え、とても素敵な週末を味わうことができた。

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2005年07月08日 17:48に投稿されたエントリーのページです。

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