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「ロバと王女」が35年ぶりに

東京の友人からのメールで、「ロバと王女」(1971 ジャック・ドゥミ監督)がデジタルニューマスター版で今月末から上映されることを知った。カトリーヌ・ドヌーヴがいちばん輝いていたころの映画である。そのころのわたしはドヌーヴがとても好きだった。重いのも軽いのもたくさん上映され、たいてい見に行った。「昼顔」「哀しみのトリスターナ」「リスボン特急」「海辺のホテルにて」「恋のマノン」それぞれのシーンが目に浮かぶ。
「ロバと王女」の原作はシャルル・ペローの「驢馬の皮」で、お妃を亡くした王様が年頃になった娘に恋して、結婚を強要するというおそろしい物語である。王女は妖精に教わって、服をつくってくれたら結婚すると王様に言う。空の青の服、輝かしい月のような服、太陽のように輝く服がつくられる。妖精の指示に従い、王女はその服を持って驢馬の皮をかぶり逃げ出す。苦難の連続だが最後は王子様が現れる。
わたしはこの物語がペローの物語の中で一番好き。子どものころ家にきれいな絵本があったのだが、いつかなくしてしまい、ずーっと気になっていたところに澁澤龍彦訳の「長靴をはいた猫」(1973)の中にあるのを発見。大切に持っている。
驢馬の皮をドヌーヴが演じるということ、また、大好きなデルフィーヌ・セイリグ(妖精)とミシュリーヌ・プレール(たしか王子の母)が出ていることもうれしかった。子どものころのわたしの王子様ジャン・マレーは悪い父親(最後は改心する)役である。
いま見たいかというと、お金を払ってまで見たくない、かな。テレビでやれば見る。物語のほうはしょっちゅう読んでいるけど。

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2005年10月14日 23:34に投稿されたエントリーのページです。

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