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久美沙織「ヒロインで読むミステリー」

ヒロインで読むミステリー 久美 沙織久美沙織さんとはミクシィのコミュニティ「マイクル・コナリー」で知り合った。お名前は知っていて雑誌でなにか読んだ覚えはあるが、著作を読んだことがなかった。コバルト選書で有名な作家だとは他の方がコメントに書いてくれるまで全然知らなかった。久美さんすみません。
個人メールでヴィクのことなんかをちょこっと話し合ったんだけど、そのとき本書の話が出た。どんなことが書いてあるか興味がわいて、さっそくアマゾンにあったので注文した。6年前(1999)に出た本である。第1部が「魂に触れる12人のヒロインたち」、第2部が「ヒロインたちと遊ぶミステリーの脇道」となっている。わたしはここで取り上げている本の半分くらいしか読んでいない。女性探偵でもあまりにも有名なヴィクやキンジーやシャロン・マコーンは取り上げてないのが残念。コージーなのが多くて、わたしの好きな社会派みたいな人たちが少ない。
でも大好きな「凍てついた夜」がトップにあるのがうれしく、渋い「ロック・ビート・マンチェスター」があるのもうれしい。ライア・マテラの短編は読んだのだけど忘れてる、探さなくちゃ。全体に話し言葉調で読みやすく、読んだ人は元気をもらえるだろう。
タイトルに“ヒロイン”という言葉を使ったことについて、あとがきで長々とふれているが、むずかしいよね。わたしはヴィクや女性探偵たちには“ヒロイン”よりも“ヒーロー”がふさわしいと思って、だいぶ昔のことだけど、毎日新聞に頼まれて女性探偵について書いたときは“ヒーロー”と表現した。そのときは、アメリカではこれが当たり前だし自分も賛成だと注釈をつけて担当者に理解してもらった。ヴィクがヒロインなんておかしいもんね。
おまけは「特性チリコンカルネ」の作り方(ナンシー・ピカード「特性チリコンカルネの殺人」から)である。さっそく野菜スープをチリスープにしてみようと、今日チリパウダーを買ってきた。(河出書房新社 1200円+税)

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2005年10月04日 23:51に投稿されたエントリーのページです。

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