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昨日のnu thingsのこと

昨夜nu thingsへ行ったときは阿木さんのDJがはじまっていた。ちょうど1カ月前に阿木さんのDJを聴いている。あのときは実はあまり集中できなかった。家で聴くよりは音がすごいし、聴くためだけに出かけているのだから聴いているわけだけど、でも最後のほうは集中していなかった。昨日は真ん前でなく横のベンチに座ったのだけれど、えーっという感じで途中から真ん前に座り直した。高揚感がある音がずーっと続いて息をつかせない。冷たいジンジャーエールを飲んだせいかトイレに行きたくなったんだけど、猛然と続く音から逃れたくなくて立てなかった。
その後に辰巳哲也さんの演奏がはじまった。彼の演奏はマックに打ち込んだ音とともにトランペットを吹く。今回はベースが一人加わった。わたしは彼のリリカルな流れるような音が好きだ。それでけっこう満足して聴いていたが、彼の音に震えるとかいうことではないのだ。そのことを今日考えていたのだけれど、彼が指向している北欧のジャズは、北欧のミュージシャンにとっては必然的にあの音になってしまったものなのだ。ふだんの生活がああいう音を生み出しているのだ。辰巳さんが奏でる音は必然的に出て来たものでなく、彼の聡明なアタマが考えて構築したものなのである。わたしにはそこを応援したいみたいな気持ちがあるので、身びいきで聴いているのだな。
演奏が終わってから辰巳さんと阿木さんが、みんなの前で対談したのだけれど、とても実りある話だった。昨夜の阿木さんは攻撃的でカッコよかった。わたしも少し攻撃された(バカにされた)けど(笑)。
だけど、こんなに実りある演奏と対談が、わずかな人間を相手に繰り広げられたのがもったいない。辰巳さんによれば、東京でこういう演奏をする人はいないという。彼自身も大阪でしかしていない。また阿木さんのようなDJができる人は他にいないそうで、わたしはほんとにトクしてる。
そうそう、阿木さんのDJの間に田中康一さんの演奏があった。やっぱりマックの打ち込みに生演奏が入る。以前に聴いたよりもずっと前進していた。これからが楽しみ。田中さんとフルートの若者と、ベースの若者がそれぞれのファッションで脚が長くて目に良かった。

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2005年11月12日 00:49に投稿されたエントリーのページです。

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