連休の最初の日に久しぶりに本屋へ行った。買おうと思っていた本をさっさと買っただけだけど、当分読む本に不自由しないのがうれしい。
最初に読んだのが本書。副題に「クリスマス・ストーリー」とあるので、昨日と今日で読めてよかった。「探偵家業はやめられない」(2003)、「子猫探偵ニックとノラ」(2004)に続く年に一度の光文社文庫アンソロジーである。
エドワード・D・ホック、ナンシー・ピカード、ダグ・アリン、レジナルド・ヒル、マーシャ・マラー&ビル・ブロンジーニ、ピーター・ラヴゼイ、R・D・ウィングフィールドの7人に木村仁良さんの丁寧な解説がついている。最近ごぶさたしていた名前が多くてうれしく、すべてをおもしろく読んだ。ダグ・アリンて知らないなぁと思ったが、解説で「モータウン・ブルース」の作家とわかって、一応ミステリファンとしては、あ、みんな知ってると安心した(笑)。
女性探偵シャロン・マコーンの作家マーシャ・マラーと、名無しのオプ(ここではウルフとなっている)の作家ビル・ブロンジーニは夫婦で合作していていい感じである。マコーンのオフィスがあるビルの入居者たちがクリスマス・チャリティー・パーティーをはじめている。マコーンはウルフと奥さんのケリー(懐かしいなぁ)を招待している。マコーンはウルフに重要な仕事を助けてもらったので、その時間を市の家屋検査指導課の不正調査に従事することができた。そして市の上級職員が許可手続きをスピードアップする見返りにリベートをもらっていたことをつきとめた。パーティ中に、機密保持のために1枚しかないそのディスクを盗まれる。最後はみんなして犯人をあばくのだが、なんだか、いま毎日ニュースでやっている事件を思い出してしまった。(光文社文庫 571円+税)