ハービー・ハンコックって意識して聴いたことがなくて、どういう演奏をする人なのか全然わかっていなかった。いつだったか「ガーシュウィン・ワールド」が聞こえているとき、突然「これええなぁ」と言ったら、「ハービー・ハンコックやで、全部ガーシュウィンの曲をやってるんや」との返事。「サマータイム」の歌声がとてもよくて、その1曲後の声がなんとも言えない。「これ誰やのん、両方ともええなぁ」「先のがジョニ・ミッチェル、後がキャスリーン・バトル」「やっぱりなぁ」と、それから何度も聴いている。
ジョニ.ミッチェルの「サマータイム」はジャズ歌手とは違う歌い方で、かすれた甘い声が素敵。「サマータイム」はとても好きな曲で、いろいろな人のを聴いているが、これはよい。キャスリーン・バトルの声はなんとも言えず絶品だ。曲は「プレリュード・イン C#マイナー」。聴いていると幸せになる声ってあるんだな。その後にラベルの「ピアノ協奏曲ト長調 弟2楽章」がある。
ガーシュウィン生誕100年を祝うために作られたCDで、ガーシュウィンの曲とともに、ガーシュウィンと親しかったミュージシャンの作品も取り上げられている。それはジェイムス・P・ジョンソン、W・C・ハンディ、デューク・エリントン、そしてモーリス・ラベル。“上品”と言ったらいちばん当たっているように思う。