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エルサ・ベスコフ さく ささめやゆき え「おもちゃ屋へいったトムテ」

おもちゃ屋へいったトムテ (世界傑作童話シリーズ) エルサ ベスコフ図書館で目に飛び込んできた絵本「おもちゃ屋へいったトムテ」(福音館書店 1998)。作者エルサ・ベスコフ(1874〜1953)はスウェーデンの人で、絵を描いているのは1960年生まれのささめやゆきさんで、東京生まれの日本人です。なのに物語と絵がぴったりとあっていて北欧の絵本を開いているような気がします。ほんとに素敵な絵本です。これはずっと持っていたいなぁ。まだ手に入るかしら。
田舎の小さい家に住む、人のいいちょっと年のいった娘さん2人が、自分たちでつくった人形を町のおもちゃ屋へ売って暮らしをたてています。その家の床下に住んでいるのがトムテ(妖精)の一家です。お父さんトムテは娘さんたちが遅くまで働いているのが気にくわず、ランプのねじをまわしたり、ろうそくの芯を濡らしたりして明かりを消します。そして娘さんたちが夜が更けているのに気がついて、ベッドへ入ると台所の床下へ帰っていきます。
月が明るい夜、息子のヌッセとニッセが起きだして人形たちと遊びます。トムテ人形があったので、その服をヌッセは気に入ったので着てみます。ニッセがもう帰ろうと言っても、鏡の前でかっこいいのに見とれているヌッセ。娘さんたちが部屋に入ってきてニッセはうまく逃げるけど、ヌッセは逃げ遅れてしまい、人形のふりをして箱の中でじっとしています。あらあら、その箱は町のおもちゃ屋へ届けられるのです。
それから町のおもちゃ屋でのヌッセの活躍がはじまります。ショーウィンドウで動くトムテ人形が話題になって大人気。だけどそれは子どもの前だけの話で、トムテ人形がヌッセだとご主人たちにわかりません。貧しい孤独な子どもを喜ばせたあと、ヌッセは田舎へ帰ることにします。
この本をクリスマスの贈り物にもらったらうれしいだろうなぁ。よく似た絵本でルーマー・ゴッデン作、バーバラ・クーニー絵の「クリスマス人形のねがい」があって大切に持っています。どっちもいいけど、いまのわたしはトムテのほうが好きかな。いやいや、こっちもなかなか捨てがたい、両方ともいいいです。

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2005年12月05日 00:00に投稿されたエントリーのページです。

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