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歯医者へ行った日、セイヤーズの短編「証拠に歯向かって」を読む

歯医者に行き出してから1カ月以上経った。虫歯の詰め物と歯の断片がとれたあとが膿んでいるそうで、週に一度その歯を消毒しつつ他の歯を点検修理してもらっている。アレルギー体質と言ったら化膿止め薬はやめておこうとなって、ゆっくりと診てもらうことになったのだ。今日はきれいになってきたからと、一段階あげた治療をしてもらったが、その横の歯の今の状態をレントゲンで撮るという。カメラのついた骨組みのようなものを口に入れたら、ゲゲッとなって笑われ、フイルムだけをその歯にくっつけて撮ってもらった。前の歯医者でも言われたけど、わたしの口は小さいんだって。大口開けて笑うのにね。
さて、「証拠に歯向かって」は文字通り歯医者の事件である。ピーター卿はわたしと同じ状況になって歯医者に行く。わたしが最初に歯医者に行ってから半世紀も経って、治療方法は驚くべき進化をとげている。ピーター卿のころはさぞかしたいへんだったろう。でも、彼のことだからきっと半日貸し切りだったりするのだろう。他に客が待ってないし。歯医者が同業者にこんな事件があったと話すと、「ぼくはまだ帰らない。きみと一緒にウィンブルトンへ行くんだ。ぼくの自動車があれば・・・」と言って、事件現場へ一緒に行くのである。一度は不慮の事故死とされるが、きっかけがあり、歯医者が詳しく調べると歯の詰め物がカギになって、殺人事件だとわかる。(ピーター卿の事件簿II 顔のない男 創元推理文庫 780円+税)

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2006年04月20日 21:20に投稿されたエントリーのページです。

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