先日新刊だとばかり思って買ったクレイグ・ライス「セントラル・パーク事件」だが、新刊のはずはないのはわかっていた。なぜ買ってしまったのかというと、まだ翻訳が出てないのがあったのかな、なんて漠然と思ったのね。おしゃれな表紙だから欲しかったしね。
で、今日読みかけて、なーんだ、これ知ってるじゃん。訳者あとがきを読んで納得し、押し入れからミステリ箱を引っ張り出したら、ハヤカワポケットミステリでビンゴとハンサムのシリーズ3作とも持っておりました。本書と「七面鳥殺人事件」「エイプリル・ロビン殺人事件」(クレイグ・ライスが亡くなったあと、エド・マクベインが完成させた)。
クレイグ・ライスといえば、ジェークとヘレンのジャスタス夫妻+弁護士マローンのシリーズがオシャレで楽しくて大好きである。もちろん翻訳されたものは全部持っている。それと「スイート・ホーム殺人事件」は子どもの頃から好き。なのにビンゴとハンサムのシリーズはころっと忘れてた。3冊連続で読まなくっちゃとほくほくしている。
ニューヨークはセントラル・パークで、とっぽい赤毛で小柄なビンゴ、おっとりした背が高く美男子なカメラマンのハンサムが、通行人の写真を撮ってはカードを渡し、あとで写真を送る商売をしている。(日本でも昔は街頭写真屋さんてあったよね。わたしが子どもの頃、道頓堀で撮られた街頭写真が手許に残っている。)そこで撮った写真の背景に、行方不明の男が写っているのを発見して、探し出して連れて帰る。それからはクレイグ・ライスのことだから、話はどんどん転がって行く。(ハヤカワ文庫 820円+税)