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ダン・ギルモア「ブログ 世界を変える個人メディア」を読みながら

去年の夏ごろ朝日新聞の書評を読んで買おうと思ったのだが、ころっと忘れていた。先日図書館で借りたのだが、それで正解だった。一度読めばいいや。すこぶる正しい見解の本だと思うのだが、わたしにはエリートの人の声に聞こえる。
最初のほうに「脅迫状メディア」という項目がある。パソコンによってだれでも手軽に出版物を創作しレイアウトできるようになった。ところがプロでない人が力を手にしたため、様々なフォントを使う傾向があり、【それは何というか、脅迫状のスタイルに、まさに瓜二つなのだ。】とある。プロが素人のすることに対する嫌悪感だと思った。その後には【ただ、「新しい声」が登場してきた、ということを考えれば、印刷のごちゃごちゃ感など大した問題ではなかった。】と続いているが。
わたし自身がもう20年近く前にパソコンを手にし、会報とかお知らせ程度であっても出版物をつくり、パソコン通信からはじまってインターネットにつながり、メイリングリストを経験し、掲示板で苦労し、サイトに日記を8年近く書き続けてきた。この自分史があるので、本書を読んでいて、スケールが違うけれども同時代を生きているという気持ちになる。
本書を読むのと同じとき(朝日新聞4月12日)に大江健三郎さんのインタビューを読んだ。記者の「Eメールはお使いですか」という質問に「Eメールの迅速なやりとりが必要な時は、若い友人に来てもらいます。・・・」とあったのには笑った。

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2006年04月14日 10:33に投稿されたエントリーのページです。

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