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白玉餅のぜんざい

先週のことだけど、乾物の在庫整理をしたら小豆が1合残っていた。期日がぎりぎりだったので即ぜんざいをつくって食べた。「お餅も入って、なんやら(忘れている)で、甘くてどうもすみません」というのは林家三平のコマーシャルだったなんて思い出しながらだったが、相方に言わせると「砂糖屋の前を走って通ったんとちゃうか」くらいに甘みがなかったそうな。
そんなことで、今日は自分で砂糖を入れている。ええっ、そんなにがばっと入れてええんかいな。その上に白玉粉を買いに行って、白玉ぜんざいにするって。
わたしは白玉粉って使ったことがないので、お手並み拝見することにした。耳たぶくらいにこねて湯に通して水で洗いザルにあげておく。そこまでしてくれたので、後は炊いたあずきを、椀に入れた白玉だんごの上にかけたらよいのを、うっかりとぜんざいの中に放り込んで煮立てて椀によそった。ちゃうがなと言われて、あっそうやったとしらばくれたけど、最近はなんか考えなしにやってしまうことが多々あり。気をつけなくっちゃ。おいしかったからまあいいか。両方とも半分残っているので、2・3日後にまたつくろう。
白玉餅は「鬼平犯科帳」の鬼平こと長谷川平蔵の好物である。例によって、佐藤隆介編「池波正太郎・鬼平料理帳」を開くと、春の項に「白玉餅」があった。「艶婦の毒」の一節が書き抜いてある。驟雨がきて、春雷が鳴って、京都のなじみの茶屋を出た平蔵は、小さな茶店へ飛び込む。その店の女主人のお豊の姿に平蔵の胸はさわいだ。その店でお酒をもらって、白玉餅を食べる。「あれ……意地悪(こんじょわる)なことをなさります」というお豊の言葉がすごく粋。

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2006年04月07日 11:06に投稿されたエントリーのページです。

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