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ジム・トンプソン「ポップ1280」にイカレた

ポップ1280 ジム トンプスン台風崩れの低気圧にせいか気分も体調ももひとつという感じ。晩ご飯後にテレビの地震番組「かんさい特集 M7・8の脅威」を見ていたら眠くなり横になったら爆睡してしまった。目が覚めてからもすかっとしない。台所を片付けてから、コーヒーを煎れて絵本を広げているうちにようやく目が覚めてきた。さて少し本を読もう。
まだ未読だったジム・トンプソン「ポップ1280」を広げた。未読だと思っていたが、あとがきを読むと「ミステリマガジン」に1998年11月号から分載されていたと書いてある。そうそうタイトルを忘れていたがこれは読んでいた。奇妙におもしろい作品だった。数ページ読んだだけで全体を思い出した。
とは言え、ジム・シンプソンの魂は細部に宿っている。のっけからイカレた。翻訳の2ページ目、アメリカ南部の小さな町、人口1280人のポッツヴィルで保安官をしているニック・コリーは、心配ごとがありすぎて病気になりそうだとある。【ポークチョップ五・六切れに、目玉焼きを二・三個。グレィヴィーをかけて粗挽きしたトウモロコシを添えた温かいビスケット一皿という献立を前にしても、おれは食えなかった。】とあるので食わなかったのかと思うと、全部は食えないんだって。その次は夜も眠れないとある。【たったの八時間か九時間で目が覚めてしまう。すっかり目が覚めてしまうんだ。ぼろぼろに疲れ切っているのに、もう眠りに戻ることができない。】
食欲のほうはさておき、睡眠のほうは呆れていられない。ただ夜も眠れないとはわたしのほうは言えない。夜はよく眠れて昼間も眠くなるのだから。今夜のところは低気圧のせいにしておこう。さあ、これをアップして、後はアメリカ南部の不条理な世界を彷徨うことにしよう。

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2006年05月19日 23:32に投稿されたエントリーのページです。

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