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ミステリーの「オールタイムベストテン」を聞かれて

わたしは「○○バトン」とか「○○のベスト3」とかの質問はあんまり好きでないので、いつも断っているのだけれど、会報締め切り直前の原稿の中でMさんに聞かれたので、即決で以下の返事をした。〈「わたしのオールタイムベストテン」思いついたままに〉というタイトルで、10位まで書いたけど、まずは5位までを発表。

1.サラ・パレツキー「サマータイム・ブルース」(V・I・ウォーショースキー シリーズ)
2.ドロシー・L・セイヤーズ「学寮祭の夜」(ピーター・ウィムジイ卿 シリーズ)
3.クレイグ・ライス「スイートホーム殺人事件」(及びシカゴの3人組 シリーズ)
4.ダシール・ハメット「ガラスの鍵」その他
5.マイクル・コリンズ「黒い風に向かって歩け」(ダン・フォーチューン シリーズ)

やっぱりサラ・パレツキーがトップ。作者・サラ・パレツキー、訳者・山本やよい、そして主人公のヴィクとわたしら読者は同時代をいっしょに走っている。どの作品も読者の期待を裏切ってないし、いつも新しい作品がいちばん良い。
ドロシー・L・セイヤーズは、はじめてフェミニズムという考え方を教えてくれた。そして探偵のロマンチックな恋とその成就がいつまでも乙女心を揺さぶる。
クレイグ・ライスの「スイートホーム殺人事件」は、戦後の貧しい時期にアメリカの子どもの主体的な生き方を教えてくれた。さらにシカゴの3人組はチャーミングでカッコいい。
ダシール・ハメットは、最初読んだときはチャンドラーのほうが好きだったが、後にほんとうのハードボイルド魂を読みとれるようになった。
マイクル・コリンズは、私立探偵の鑑のような精神性に惹かれる。ダン・フォンチューンの淡々とした、しかし決して諦めない姿勢を尊敬している。

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2006年07月19日 14:47に投稿されたエントリーのページです。

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