一昨日13日に本書の中の1作、ピーター・トレメインの「自分の殺害を予言した占星術師」のことを書いた。この1作が気に入ったからだが、他の作品もなかなかおもしろかった。編者であり1作品を書いているアン・ベリーは映画「乙女の祈り」の親友のモデルだったと名乗り出たことで有名な人だそうだ。彼女の作品「青い蠍」は才長けた感じで好感をが持てた。
あとは、やっぱりローレンス・ブロックの「ケラーのホロスコープ」がよかった。わたしは「八百万の死にざま」を読んでからマット・スカダーのファンだったが、最近の作品は読んでないのでケラーが出てくるのははじめて読んだ。ケラーは占い師に手相を見てもらうために手をさしだしたら、相手は手をじっと見てから押しもどしたとマギーに言う。マギーは手を見せるように言い、ケラーにあなたは殺人者の親指を持っていると告げる。ケラーが殺しの仕事をやってのけた後にあったことは、ここで書いたら叱られる。本を買って読んでください。
その他サイモン・ブレッド「ライブラリアン」もよかったし、ビル・クライダー「獅子座の女」、リリアン・ステュアート・カール「美は見る者の目に・・・」もよかった。(ヴィレッジブックス 1200円+税)