昨日書いたマイクル・コナリー「天使と罪の街」は、八リー・ボッシュに夫テリー・マッケイレブの死の真相を調べてほしいと頼みにきたグラシエラの登場から話がはじまる。この物語とつながる「わが心臓の痛み」が、クリント・イーストウッドによって映画化されているのが「天使と罪の街」で何度も言及されているので、これは見ておかなくっちゃとDVD「ブラッド・ワーク」を借りてきた。
マッケイレブは連続殺人犯を追いかけていて心臓に痛みを覚え倒れながらも、犯人が振り向いたときに拳銃を出して撃つ。犯人は逃げおおせるが犯行はそこでストップする。マッケイレブは2年後に心臓移植を受け、静かに船で暮らす日々である。そこへグラシエラ登場。犯罪に巻き込まれて死んだグラシエラの妹の心臓がマッケイレブに移植されているはずで、特殊な血液型で死亡と移植が同じ日だと言う。マッケイレブは心臓移植の担当医に怒られながらも、犯行を調査し読み取っていく。2年前に取り押さえられなかった連続殺人犯の姿が浮かんでくる。
クリント・イーストウッドはFBIの心理分析官というよりハリー・キャラハンを思わせる刑事風。渋さからいってハリー・キャラハンより「タイトロープ」の刑事に近いかな。よく鍛えた体で20歳くらい若い役をやっていても不自然でないのがすごい。アカデミー賞をもらった「ミリオンダラー・ベビー」よりずっと好き。「ガントレット」「タイトロープ」「ダーティーハリー」に続く好きな作品だ。医師で出演のアンジェリカ・ヒューストンがいい感じだった。