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マイクル・コナリー「天使と罪の街」

天使と罪の街(上) コナリー M.物語がはじまる前のハリー・ボッシュの言葉、「・・・わが人生における使命によって、悪の待ちかまえている場所につねに導かれるのはわかっていた。」そうやねん、読者はなにがあろうともボッシュについていく覚悟を決めて読み出すんねんから。
そして今回の相棒となるFBI捜査官レイチェル・ウォリングは、左遷されてから住むサウスダコタの暗闇の中で電話が呼び出す音を聞く。モハーヴェ砂漠で数体の遺体が見つかり、指紋がロバート・バッカスのものだとわかったという。そして「やあ、レイチェル」と読み解ける言葉が残されていたという。バッカスはレイチェルの元上司だったが、幼時の父親からの虐待が原因で、希代のシリアルキラーと化した人物。翌朝レイチェルはマッカラン国際空港で待っていた、昔は部下だったダイと会うと、ダイはここは私が仕切っていると言う。またここでの責任者アルバート捜査官の態度が意地悪い。
物語はボッシュのときは一人称の語りで、レイチェルのときは三人称になる。
これも以前の登場人物FBI心理分析官テリー・マッケイレブが死亡し、ボッシュはその妻グラシエラに真相を突き止めてほしいと頼まれる。調べていくと画像用に使いはじめたというマックの中の写真に疑問が起き、調べた結果バッカスが写っているのがわかる。
そこからボッシュとレイチェルの物語が交差して進んで行く。
ボッシュは別れた妻エレノアが、自分の知らぬ間に子どもを産み育てていたという現実に、前作「暗く聖なる夜」で直面した。夫婦は別居しているが、妻の家を訪ねて娘のマディをハグするボッシュはすてき。(講談社文庫 上下とも648円+税)

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2006年08月25日 21:42に投稿されたエントリーのページです。

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