午後1時間あまり大雨が降った。最近はいわゆる夕立は降らないで不意に大雨が降る。暗くなり雷の音がしていると思ったらざーっと降ってきた。西風なのでベランダに干してある洗濯物を取り入れた。今日はどこも行く予定がなく在宅でよかった。
窓からあわてて道を走る人の姿を見ていると「墨東綺譚」(永井荷風)を読みたくなった。夕立が降ると必ずこのシーンを思い出すのだが、突然の雨で男の傘に女が走りこんでくる。それで二人は一つの傘に入って女の家に行く。そこから始まる二人の物語なのだがどうして別れることになったんだったか。何度も読んでいるのにと思ったが大地震以後は読んでいなかった。
そんな情緒とは関係なく雨は容赦なく降り続け、雷の音も高まってきたのでパソコンを消した。ベランダの植木が風でなびいているので棚からおろした。
ベッドにごろんと横になって雨を見ていたらいつの間にか眠ってしまい、目が覚めたら雨は上がって青い空が見えていた。雨の後は気温が下がって気持ちよい夜になった。