夏になる前のこと、首の辺りが痒いのとへんな皮膚の感じを、自分でこれはアトピーに違いないと思い、図書館でアトピー関連の本を借りて勉強した。そのときの1冊「やさしくわかるアトピーの治し方」アトピッ子地球の子ネットワーク(日本リサイクル運動市民の会)に、大人のアトピーはストレスからくるものが多いと書いてあった。そして〈自律神経の働きの乱れから副交感神経と交感神経のバトンタッチがうまくいかず〉というのはわたしのことだと感じた。その次に〈自立訓練法〉が出ていたのでやってみたら、これがとてもいい感じなのだ。
横になって大の字の半分くらいに足と手を広げて力をぬく。手は上向け。そして「右手が重い」と感じる。次は「左手が重い」と感じる。そして「両手が重い」と感じる。次は足でやってみる。右足、左足、両足とやって、最後は体全体を重く感じる。その次はそれぞれを「温かい」でやる。「全体が温かい」がすんだら、「心臓が規則正しく打っている」「呼吸がとても楽だ」「お腹が温かい」「額に涼しい風が吹いている」で終わり。全体で15分くらい、1日に2〜3回やる。この動作は「落ち着いた状態を体に記憶させ、必要なときにいつでもその記憶を呼び覚ますようにするものです」とある。
納得したので毎日3回くらいやってみている。わたしは東洋体操に凝ったことがあるせいか、すぐにその状態が会得できた。そのときの体調や神経の具合でとけ込めないときもあるが、無理せず目をつぶっている。途中で眠ってしまうこともある。
いま読んでいるマイクル・コナリーの「天使と罪の街」で、ハリー・ボッシュが「催眠術教室で覚えたセルフリラクセーションのためのエクササイズを実行した」というところがあり「心のなかになにも書かれていない黒板を思い描いた」とあって、なるほどと思った。