わが家にはもうずっと毎日ジャズの音が流れていて、空気のように耳に入ってきているが、それでも好き嫌いがあって気分の良いときもありフンというときもある。今日台所にいて聞こえてきたのは、なつかしいような気がする音だった。
音を出している主に聞くと、ルー・ドナルドソンのグリッツ&グレービーだという。ブルースっぽくて、ちょっと安っぽいような感じがすごくいい。何度もかけてもらって聴いた。アルトサックスのドナルドソンはアート・ブレーキーの「バードランドの夜」に入っているんだよね。ビ・バップ〜ハード・バップをカバーする新鋭とみられていた。ところが、それから後にはソウル系ジャズのサックス奏者として知られている。
もう1枚あるのは「BLUES WALK」で、これもちょっとだるそうなところがよい。ドナルドソンが大きなトランクを提げて田舎道をのんびり歩いているジャケットもおもしろい。名前を知っているくらいでなんの知識もなかったので、今日はえらい勉強をした(笑)。
ついでにグリッツ&グレービーとはなにか食べ物っぽいなと検索したら、とてもおしゃれなブログが見つかった。トウモロコシ粉のことを別名グリッツというそうだ。5倍の水分を加えて煮たらグリッツという料理になるそうな。また別のサイトでグレービーがわかった。“練った小麦粉を湯で延ばして塩ふった"みたいなものだそうだ。南部の黒人の朝ご飯はトウモロコシ粉を煮たグリッツか小麦粉を練ったグレービーかどちらかだったのに違いない。