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見そこなっていた映画「空中ぶらんこ」を見た

テレビで「空中ぶらんこ」(1956)があるというので、これは見なきゃと野球中継から切り替えた。なぜか見そこなっていた映画で見るのはほんまにはじめてである。キャロル・リードの映画は「逢びき」からはじまってたくさん見ているが、この映画の監督とは知らなかった。お目当てはバート・ランカスターである。はじめて見たのは「成功の甘き香り」(1957)だっただろうか。西部劇の「OK牧場の決斗」(1957)も好きだ。それよりもルキノ・ヴィスコンティ監督の「山猫」(1963)と「家族の肖像」(1974)でのランカスターにおどろいた。アメリカ人でありどっちかといえば肉体派のランカスターが、なぜヨーロッパの貴族にぴったりなのかと思った。ずっと昔の映画雑誌の解説にサーカス芸人あがりと書いてあったのが頭に残っていたのだ。それでスタントマンをほとんど使わずにブランコのシーンを演じているという「空中ぶらんこ」が気持ちにひっかかっていた。
映画は単純なストーリーだけど、ほとんどが豪華なサーカス劇場の舞台や楽屋でのことで、これまたヨーロッパの伝統をいやでも感じさせる。サーカスの楽しさ、豪華さ、危うさがよく描かれている。サーカス芸人とさまざまな動物たちと動物を扱う人たちがすごい。
バート・ランカスターは一流のブランコ乗りだが、ブランコから落ちて足を怪我し杖を放せないようになり、サーカス団の裏方の仕事をしている。そこへ若いトニー・カーティスがやってきて才能を見せる。ランカスターは“受け”にまわって、カーティスが三回転しようということになる。そこに割り込むのがジーナ・ロロブリジータ。お定まりの三角関係となるが、最後は三回転にいどみ成功する。ランカスターは哀愁があってほんとにステキ。苦労人の女が惚れ込むのは無理もない。

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2006年10月12日 00:41に投稿されたエントリーのページです。

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