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レトロなビルに響くお囃子「TTRライブ能」

「TTRライブ能 in 細野ビルヂング」からさっき帰ってきてお茶を飲んだところである。お囃子に酔い舞に心を奪われて時間を過ごした。目の先で演じられるお囃子や舞はすごかった。
古いビルのホールの奥に能舞台として赤い敷物が敷かれ、橋掛かりに代わってこれも赤い敷物が控え室から続いている。ぎりぎりまで観客がつまっている。おそらく細野ビルはじまって以来の人数だろう。
静かに現れたのは7人、シテ方:杉浦豊彦、浦田保親、寺澤幸祐、笛方:竹市学、太鼓方:上田慎也、小鼓方:成田達志、大鼓方:山本哲也。
お囃子からはじまって、「高砂」の連吟に移り、舞囃子は住吉明神の出現を力強く舞う。素囃子にかわって「神楽」。次に居囃子「砧」は、留守の夫に対する妻の恨みと嘆きの感情の高まりが、砧を打つという行動になっていく。見事に高まって、休憩となった。
第二部は素囃子「揉み出し」ではじまった。笛が響き渡り、太鼓、大鼓、小鼓が続いてスリリングな演奏だ。次の舞囃子「野宮」は六条御息所が生死の道を迷って、最初は源氏との昔を懐かしむ序の舞、そして葛藤を現す舞。最後は半能「石橋」で二人のシテ方が素で舞うのがおもしろかった。
よく考えて構成されたプログラムで、観客はみな固唾を飲むって感じで見入り聞き入っていた。ほとんど「TTR」(T=小鼓方:成田達志、T=大鼓方:山本哲也、RはRevolutionの略)のサポーター倶楽部の方々だと思うが、老若男女、良い観客で楽しい夜だった。隣に座った人に「お謡は楽しいですよ、いかがですか」と誘われた。とても安い授業料で若い人もたくさん習っているそうだ。若い人が習ったり見に行ったりしているのだったら、能の将来は大丈夫だろう。

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 古典芸能研究センターを出た後は急いで大阪へ。TTRライブ能へ参るためです。今回の会場は「細野ビルヂング」。大阪・西長堀にある、昭和11年に建てられたとい... [詳しくはこちら]

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2006年10月13日 00:27に投稿されたエントリーのページです。

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