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ジョー・ゴアズ「ダン・カーニー探偵事務所」

VIC FAN CLUB」サイトの中の「SARA PARETSKY SATE」に、亡き広辻万紀さんが書かれた「パレツキーズ・アイ」というサラ・パレツキー紹介文がある。わたしはこの文章の才走った感じが好きでときどき読み返している。
先日もまた読んでいたのだけれど、サラ・パレツキーに5年先だってサンフランシスコでシャロン・マコーン(マーシャ・マラー)が活動を始め、もっと遡れば1960年代からダン・カーニー探偵事務所で、キャシー・オノダやジゼル・マークが働いていたとあるところにきて、無性にキャシー・オノダとジゼル・マークに会いたくなった。
そこで探したら出てきたのは新潮文庫の「ダン・カーニー探偵事務所」(1990年発行 石田善彦訳)だ。もっと探したら「赤いキャデラック」もあるはずだ。まぁ今日はこれでと読み出したらおもしろい。ほんまに絵に描いたようなハードボイルドだ。
「ダン・カーニー探偵事務所」(DKA)は1966年に登場し、20年にわたって書きつづけられていると訳者解説に書いてある。仕事は主にカードローン未納・滞納車、盗難車の追跡調査と回収である。ダン・カーニーは経験があり規律を重んじるプロの探偵で、人情味もある魅力的な男。その周囲には経験豊かな古参の探偵と、仕事を覚えようと血気にはやる若い探偵がいる。キャシーとジゼルはオフィスを預かって、回転の速い頭脳で事件解決にあたっている。
探偵たちも悪党たちも60年代という時代を生きているなぁとなつかしさを覚える。キャシーとジゼルはオフィスで外で働く男たちを動かしているけれども、もう少し経つとシャロン・スコーンが、やがてヴィクが、さっそうと外で活躍するようになる。女性私立探偵の時代がはじまったのだ。

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2007年01月22日 00:52に投稿されたエントリーのページです。

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