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出てきてよかった バスキアの映画「DOWNTOWN81」

「DOWNTOWN81」(1981)についてなんの前知識もなく、ビデオに録ってあるのを見ようということになって見出したら、なんとジャン=ミッシェル・バスキアが主演の映画だった。えっ、バスキアってあのウォーホルの・・・と思ったけど、すぐに画面にひきつけられた。
バスキアが病院でベッドに横たわっていて、医者にもう大丈夫だと言われる。そのあたりでは近未来ものかなと思った。病院を出てニューヨークの街を歩いていくと、美女がダウンタウンに行くのでしょうと言って乗せてくれる。アパートに帰ると家賃が不払いだと追い出され、紙袋と絵を持って街をさまようことになる。おっ、現実味をおびてきたぞと興味しんしん。
このころ、ニューヨークはパンク&ニューウェイブ真っ盛りである。ジェイムズ・ホワイト(チャンス)が延々と歌いサックスを吹いている。なつかしいなぁ。わたしは当時いろんなライブへ行ったけれど、四ツ橋のカフェ「パームス」でミュージックビデオを見ていた時間も長かったから、そのときの感覚を思い出した。
バスキアは街を歩きながら壁にペインティングしていく。ほとんど文字。街中に知り合いがいて声をかけたりかけられたり。だんだん疲れてきてどうするのか心配になってきた。彷徨うのも汚い路地裏だ。めちゃくちゃ汚いホームレスの婆さんがキスをしてくれと言う。汚いふとんに横たわる婆さんにバスキアが近づいてキスすると、ぱっと華やかなデボラ・ハリーが立っている。そしてゴミの山には現金入りのトランクが・・・。

バスキアはこの映画のときは19歳。1983年にアンディ・ウォーホルと知り合い、共同制作するようになる。ウォーホルが亡くなる87年まで関係は続いたが、その翌年、薬物中毒により27歳で世を去った。
ネットで調べたら、この映画は長く行方不明になっていたが、発見されて2000年のカンヌ映画祭でプレミア上映されたそうである。出てきてよかった。

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2007年02月10日 00:53に投稿されたエントリーのページです。

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