タルト・ノワール読書の第2弾はスパークル・ヘイター「トレンチコートに赤い髪」(新潮文庫)。ミクシィのコミュでおもしろいと話題になっていたのが図書館にあった。いかにも日本人好みのタイトル(原題はWhat's a Girl Gotta Do?)だなぁ。
テレビレポーターのロビンは赤毛でリタ・ヘイワースに似た奔放な美人。あちらではいまでもリタ・ヘイワースといえばどんなタイプかわかるんだよね。その上、“ものごとを台無しにしないではいられないみたいだってこと”と本人も自覚している。もちろん部屋の中はぐちゃぐちゃである。でも無精者だけど怠け者でないんだそうだ。【家事ってつまらないし、男の人はよくわかっているだろうけど、いつだって家事よりやりがいのあることはある。】
大晦日に謎の男から電話がかかる。ロビンの子どものときからのことをなんでも知っている相手は私立探偵だと名乗り、今夜テレビ局の年越しパーティがあるホテルで会おうと言う。ロビンの夫は若いテレビ司会者のエミーと親しくなったため家を出て、目下別居中である。パーティには行きたくなかったが、私立探偵に会うべく出かけると、その部屋で探偵の死体が見つかる。
容疑者として調べられたりいろいろあり、同僚もゆすられていたのがわかり、次の殺人がありと話は進む。次に殺されるのは自分だと恐れて、プロデューサーの若くてハンサムなエリックに関心を持っていると言われるが、それも怪しんでしまう。身に覚えのあるテレビ関係者が秘密書類が出てきて発覚するよりもと、告白をしてしまうと、エミーまでがいま妻のいる人と恋愛中で妊娠していると告白する始末。
最後までどうなるやらと本から離れられなくて困ったが、ようやく読み終わってやれやれ。もう一度読む気にはならないが、読んでおいてよかった。