いまふと思ったのだが、メロドラマは好きと言いながら何度も見ているというのはない。ラブコメディは何度も見ているのがけっこうある。メロドラマとラブコメディの差を考えてしまった。メロドラマには一回見たらしっかりとインプットする力があるのかもしれない。
今夜見た「めぐり逢い」(1957)は2度目の映画で、最初のシャルル・ボワイエとアイリーン・ダン主演(監督は同じレオ・マッケリーで1939年)のもテレビで見たことがあるがもうちょっと品が良かったような気がする。このストーリーはその後も引き継がれて、ノーラ・エフロン監督でメグ・ライアンとトム・ハンクス主演の「めぐり逢えたら」(1993)では、最後にエンパイアステート・ビルでの再会でにっこりさせてくれた。3度目(4度目?)の映画は、わたしは見ていないけど、ウォーレン・ビーティとアネット・ベニング夫妻共演の「めぐり逢い」(1994)である。キャサリン・ヘップバーンが叔母さんの役で出ているそうだ。
今夜の「めぐり逢い」は、プレイボーイでニューヨークに帰ったら大金持ちの女性と結婚することになっているケイリー・グラントと、ボストン生まれの歌手で、やはり金持ちの男性と結婚する予定のデボラ・カーが、ヨーロッパからアメリカへ行く豪華客船で恋に落ちる。だんだん真剣な恋になり、半年後にお互いに身辺整理をして結婚しようとなる。船が数時間停まった南仏で、叔母さんのところへ立ち寄ったときが転機となるのね。
グラントのほうは働いたことがないのに真剣に画家になる決意をし、カーのほうは婚約者(後援者)と別れて自立を決意し、それぞれ頑張って半年経つ。ところが待ち合わせのエンパイアステート・ビルへ行く途中でカーのほうが事故にあっていけなくなる。片方は夜中まで待ち続けた。再会できなかった二人がどうなるか。最後はもちろんハッピーエンドだ。
わかっていても心配してしまうのだから単純だけど、それがメロドラマ。