ちょっと他のことで昔のことを思い出す必要があって、ついでに働きだしたころのことを思い出した。ある零細企業の事務所で働いたとき、計算はソロバン、帳簿つけはペンだった。もちろんどこでもそうで、書類は邦文タイプで打つのだった。その上、年配の社員にコヨリが縒れるかと聞かれた。わたしが縒ったらよれよれで綴じ紐にならん(笑)。
それからさっき、電卓でお金の計算してて、昔はソロバンやったなぁ、けっこう早くできたっけと思い出したら、父親が計算尺というものをくれたのを思い出した。30×3センチくらいの物差しみたいなもので、線と数字がいっぱい書いてあった。1×2とか答えのわかっているのだけできた(笑)。
それからタイガー計算機というのがあった。これはとっても神秘的だった。労働基準監督署に書類を持って行くと、検算するのに、タイガー計算機でがしゃがしゃやってハンドルをまわすと答えが出る。うっとりと眺めていると職員の人が「ぼくらソロバンできひんからね」と言うのだった。
あっという間に電卓が出回って、ソロバンを使わないようになったが、最初のころは電卓の答えをソロバンで検算したりしていた。すぐに信用するようになったけど。