わたしが自分で選んで買った本にハズレはほとんどないが、残念ながら今回はハズレだった。人に借りた本ではたまにある。10年くらい前に若い友人が貸してくれた「ブリジット・ジョーンズの日記」は、あとで見た映画はおもしろかったが、小説のほうはおもしろくなかった。そう言うと「若いひと向きやからね」と言われたけど、その友人も2册目はお手上げだと言っていた。その間に年を取ったのか(笑)。
この本は通りすがりの本屋で平積みしてあった。会社勤めの女性がよく立ち寄る店なんだろう。たまには新刊の女性探偵物を読んでおこうと思ったのだが、ハズレで残念。
今年3月アメリカで発売され、世界22カ国に訳され、パラマウントで映画化が決まっているそうだから、きっとおもしろい小説なんだろうと思う。
サンフランシスコの家族経営の探偵事務所の物語で、長男のデヴィットは生まれたときからきちんとしていて賢く弁護士になり、次に生まれた主人公のイザベルは正反対である。その下のレイはもっとすごくケッタイな娘に育つ。みんな調査や尾行をへのかっぱでやるので、家族間のプライバシーなんかない。それでいて(それだからこそ)家族愛がたっぷりあるのだ。夜中に帰って窓から入るのはしょちゅうだけど(わたしも一度やったことはあるが)、それなら家出して独立したらええやんかでは家族愛小説ではなくなるか。途中までの感想です。(ソフトバンク クリエイティブ 750円+税)