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マイクル・コナリー「終結者たち」続き

ハリー・ボッシュ刑事は11歳で母親を亡くし、そのあと養護施設で長い時間を過ごした。ときどき里親のところで過ごすことがあったが、一度も長続きしなかった。いつも送り返された。ボッシュは高校卒業認定資格しかもっていない。かつて車泥棒として判事の前に立ったことがある。無断乗り回しでボッシュが乗り回したのは里親の車だった。盗んだ理由はボッシュが里親に「くそったれ」と言う手段だった。だが、里親の方が究極の「くそったれ」を返した。ボッシュは養護施設に送り返され、ひとに頼らず自分ひとりでやっていくしかなかった。
ボッシュにはこういう過去があったのだ。いままでもこういう記述はあったのだろうか。わたしは全然気がついていなかった。叩き上げの人だろうなとは思っていたけど。片腕の私立探偵ダン・フォーチューンを思い出した。彼は少年時代に友人といっしょに盗みを働いて左腕を失った。同じように正義感が強くて協調性がない。生きづらいところで真っすぐに生きている。
今回は黒人女性でレズビアンであるキズミン(キズ)・ライダーが相棒である。キズのおかげで市警に復帰でき、警官たちがあこがれるエリート部署に配属された。そして17年前に解決できなかった事件の再捜査をすることになる。
少し違和感があったのは、事件が起きるとすぐに現場へ行き、現場検証があり、聞き込みをはじめるという作業がなくて、書類仕事だったからか。ちょっといつもより地味な展開。
とか言いながら、ボッシュのボヤキににやりとし、アーヴィング副本部長のイヤミにどうなるかと心配して2回読んだ。

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2007年10月04日 23:58に投稿されたエントリーのページです。

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