楽しみにしていた谷町9丁目のジャズスポット“サブ”でのライブ。一番先に予約して、一番先に着いたので席順は1と2だった。
今夜の演奏者は、エディ・ヘンダーソン(tp)、竹田一彦(g)、西山満(b)、弦巻潔(ds)。
狭い店内にぎっしりと椅子が並んで、その合間をベースの西山さん、ギターの竹田さんが楽器を抱えて通っていく。開演前の緊張した雰囲気がたまらない。エディさんが夫人のNatsukoさんと到着した。Natsukoさんとは半年前くらいからマイミクになっている。お互い同時に認め合って挨拶した。とても華やかな美しい人である。
演奏がはじまる。なんせ狭いので一番前のわたしの顔から50センチにところに、エディさんのトランペットの先がきているのだ。もちらん下に向けたときね。もう、どきどき。これは阿部薫のおっかけをやっていたとき以来だわ。
とても繊細で美しい音が響く。それを受けて西山さんのベースが激しく奏でられる。落ち着いた竹田さんのギター、全体に気を使って緊張の面持ちの弦巻さんのドラム。「枯葉」「ブルーモンク」があったが、知っているメロディからはじまって、遊びがあり、また元にもどってくる、その洗練された音の美しさにしびれっぱなし。
休憩中に西山さんがそばに座られたので、前から話したかったことがあったので言ってみた。以前、ネットの西山さんの日記に、自分が最初に聴いたのが1961年の「アート・ブレーキー&ジャズメッセンジャース」だったと書いてあった。そのとき同じ場所に居たことを言うと、とても喜ばれてすぐに友人待遇に(笑)。
第2部がはじまる。聴き手はみんなのってくる。エディさんが立つたびに拍手が起こり、西山さん、竹田さんの熱演に拍手が起こる。体を揺すって手で拍子をとって至福のときだ。
音がね、PAを通さない音がとてもよいのだ。今夜はほとんどミュートをつけての演奏だったが、最後の曲はミュートをとって情熱的に吹き、こちらはうれしくなって拍手、拍手。
西山さんの語りがまたよかった。音楽をやっている幸福感があふれていた。
終わってから新しく出たCD(Precious Moment)を買ってサインしてもらった。わたしの名前を書いて、ご自分のサインのあとにトランペットの絵が入っている。Natsukoさんの曲が2曲入っているので聴くのが楽しみ。
終わってからはビールを飲みながらまたおしゃべり。西山さんのベースは275年経っているものだと教えてもらった。
エディさんと何度も握手、そして帰りしなにはみんなと握手。今夜は握手握手の夜だった。